動物医療におけるBEAM ON ONEの使用例

動物リハビリテーション医療研究所 代表・獣医師 小笠原茂里人

「筋肉単体の収縮弛緩不全や、筋肉結合組織が原因となる関節拘縮に対して、近赤外線照射による組織弛緩が高く得られる。これは、近赤外線照射による血流の増加と微細な振動による組織の弛緩、拘縮した筋膜のリリースによる効果と考えられる。また、細胞内のミトコンドリアの活性化により、筋収縮活動の改善、関節包内滑膜細胞の活性化による関節内環境の改善が、その後の良好な経過を与えてくれていると考られる。現在は、標的筋肉に照射しながら、徒手的筋膜リリースを組み合わせるハイブリッド(物理療法と徒手療法の組み合わせ)筋膜リリースで、良好な結果が得られてきている。今後、臨床報告やデーター発表にも期待してもらいたい」